Simetrix入門ーその他(特殊なシミュレーション)
Ver.1.001 2010.3.27
更新履歴
2010.03.22 Ver.1.000 新規作成
2010.03.27 Ver.1.001 記事追加
図1 P-G 100%帰還
さて、この回路のカーブトレースしてみます。
図2
Enable multi-stepにチェックを入れDefineボタンを押します。
図3
OKをおしてRunします。
プレート電流を見てみます。
図4
でプレートをヒットします。
図5
と求められます。
また、
図6 比較
このように書いて,
図7
図8
としてRunして2A3のプレート電流を見ると
図9
このように1.2Aも流れてしまいます。間違いではありませんが実用的な範囲にするために,
図10
を押して,
図11
でOKをおすと、
図12
とできます。このグラフを消さないで、6BQ6のプレート電流を測定すると比較できます。
図13
図14
この回路の球のインピーダンスを求めてみましょう。
図15
Runします。
V3から信号を注入してU1のインピーダンスは、カソードの電圧をカソードの電流で割れば分かりますね。
同様にU2のインピーダンスはプレート電圧をプレート電流で割れば分かりますよね。
図16
図17 インピーダンスの測定
U1のカソードをヒットして、キーボードより/をおし、SHIFTキーを押しながらU1のカソードをヒットします。
するとこうなります。
OKを押します。
図18
グラフをのこしたまま、同様に、
図19
図20
すると、赤がU1のインピーダンス85ΩとU2(緑)が250Ω位と読めますね。もっと詳細に求めるにはカーソル測定で行います。
つづく